油汚れがこびりつきやすいレンジフードは、年末の大掃除で一気にキレイに……と考えている方が多いかも。でも実は、こまめに掃除した方が効率よく、家事時短にもなるのです。
汚れの原因は2つ
レンジフードの汚れは、主に「油」と「ホコリ」です。料理のときに立ち上る油煙が空気中のホコリと混ざって、とてもしつこく落としにくい汚れになってしまいがちです。
お掃除しないとどうなる?
その汚れを放っておくと、換気効率が悪くなって、キッチンに油っぽいニオイがこもりやすくなります。レンジフードで吸い切れない油が、床や壁・天井にまでベタベタくっつき、油汚れが料理に混じってしまうことも。故障の原因となって、機器の寿命が短くなる可能性もあります。
いつ掃除すればいい?
油汚れは、気温が暖かい方がゆるくなるので落としやすいものです。年末にお掃除を予定していても、そこまで待たず、秋のうちに着手するのがオススメです。
本体のカバーなどは1~2週に1度、内部のフィルターやファンは1~2ヵ月に1度を目安に掃除しましょう。こまめに掃除することで汚れがこびりつかず、サッと落とせて結果的に家事がグンとラクに。
レンジフードは、コンロの上に設置するというルールがあります。掃除の前に、汚れが落ちてきそうなコンロ回りにはビニールや新聞紙などを敷いて養生しておきましょう。
レンジフードの掃除方法
まず、厚手のゴム手袋を必ず着用しましょう。レンジフードの電源を切り、高い場所にあるので注意しながら、外せるパーツは分解しておきます。
【外せない部分の掃除】
(1)油汚れを、できるだけ新聞紙や古布で拭き取っておく。
(2)ぬるま湯に台所用洗剤を加え、ぞうきんにひたしてよく絞り拭き掃除する。
(3)きれいな水で絞ったぞうきんで、洗剤分を拭き取る。
油汚れを落とすスプレータイプの洗剤があれば、噴きつけて汚れを落とし、洗剤分が残らないように拭き取ります。
【外せる部分の掃除】
(1)汚れが厚くついているところは、プラスチックのヘラなどでやさしくこそげ落とす。
(2)シンクに大きなゴミ袋をセットし、40℃くらいのお湯を入れて台所用洗剤を溶かす。
(3)洗剤液に20分ほどつけ置き、柔らかいブラシやスポンジでこする。
(4)水できれいにすすぎ、乾燥させてから組み立てる。
汚れが強くこびりついていると、こすったとき塗装が剥げてしまうこともあるので、やさしくヘラを使うのがコツ。つけ置きの洗剤液はお湯を使った方が、油汚れが溶けやすくなります。