お風呂掃除は、入浴後に全体をこまめにするのが理想的です。でも疲れているとちょっと大変……。そんなときは、場所を絞って汚れやすいところだけサッとお掃除に切り替えましょう。
汚れやすいところってどこ?
入浴で暖まったお風呂は汚れが柔らかくなり、落としやすい絶好のタイミングです。こすり洗いが面倒なら、せめてシャワーでキレイに流すようにしてみて。
後日、あまり汚れをためこまないうちに、しっかり洗剤を使って掃除しましょう。
■浴槽:いつもお湯がたまるラインには、皮脂汚れなどが付着しやすい。
■壁:立ったときに腰から下になる場所は、シャンプーやせっけんが飛び散る。
■収納棚:こぼれたシャンプーなどがついて、雑菌のエサになりやすい。
■排水口:たまった髪の毛やせっけんカスが、詰まりとカビの原因になる。
最低限ここだけはやっておこう
浴室の汚れは上から下に落ちて、床に多くの汚れが集まります。浴室を出る直前に、「床全体」と「床と壁の継ぎ目」の部分はすみずみまでシャワーをかけて、ブラシでこすっておきましょう。
掃除道具の汚れは大丈夫?
ブラシやスポンジなど掃除道具は、使い終わったら洗ってしっかり乾かさないとカビの温床となって、かえって雑菌をなすりつけてしまうかも。
特に、スポンジは芯まで乾きにくい道具です。乾きやすいマイクロファイバータオルや、洗濯できる布ふきんなどに変えるのもオススメです。
お風呂掃除は毎日サッとやる場所と、まとめてするところのメリハリをつけて。汚れがひどくならないうちに、週に1度・月に1度とやる気スイッチを入れ、徹底掃除をしましょう。
小物の底は毎回キレイに
お風呂用のイスや洗面器、シャンプーなどのボトル、子供のおもちゃなどがある場所は、いつの間にかカビが生えてしまいます。使った後は底になる部分をサッと洗い、できるだけ換気扇や浴室暖房乾燥機などを活用して、乾いた環境にしておきましょう。
やる気が出たらここを掃除!
■排水口:髪の毛などは毎回取りますが、週に1度はがんばって掃除すべきところが排水口です。排水カバーや封水筒などは外せる構造になっているものが多いので、ゴミなどを取ってから歯ブラシと中性洗剤ですみずみまでこすり洗いしてください。
■浴槽のふた:月に1度は掃除したいところです。くわしい方法はこちらでご紹介しています。
>浴槽のふたのお掃除法
■換気扇や浴室暖房のフィルター:風量の低下や暖房・乾燥などの機能がダウンしてしまうので、月に1度を目安にお手入れしましょう。