クローゼットや押し入れ、洋服ダンスなどの収納は、実はカビの発生しやすい場所。大事な衣類やバッグなどが、カビにやられてしまった経験もあるのでは? 特に梅雨どきは、しっかりとケアしていきましょう。
カビが生えやすい3つの原因
■通気性が悪い:クローゼットやタンスは閉め切りなので通気性が悪く、湿気がたまりやすい。
■温度が高い:通気性が悪いと熱がこもって、カビが好きな高温になりやすい。
■エサになる汚れ:衣類や皮製品についたホコリや皮脂汚れは、カビが喜ぶ栄養分になる。
まず、収納スペースに風を通そう
通気性をよくするには、衣類を目いっぱい詰め込まずに空気の通り道をつくること。いつも、少しだけ扉を開けておいてもいいでしょう。
部屋を換気するときは、収納の扉と引き出しも全開に! 扇風機の首振りモードを使って、奥までまんべんなく風を当て、湿気と熱を追い出すのも効果的です。
湿気は空気より重く、床にたまりやすくなります。床にはすのこや新聞紙を敷いて湿気を防ぎ、除湿剤などもできるだけ下に置きましょう。
衣類はすぐしまわない
1日着ていた衣類は、汗などの湿気や汚れがついています。洗濯できるものは汚れを取ってから、洗えないものは一晩外に出して湿気を取り、ホコリを払ってから収納するのがコツ。
クリーニングから戻った服は、ビニールのカバーを外して収納します。
カビが生えてしまったら
カビが生えているところに風を当てると、胞子が部屋中に飛んでしまいます。衣類などをいったん全部出し、乾いた布にエタノールを含ませてカビを拭き取ります。
収納全体にカビが広がってしまうと、張り替えなどリフォームが必要になることも。毎日のケアで、早めにカビをシャットアウトしましょう。