最近では畳のカラーやデザインが増えて、和室のよさが見直されています。おしゃれなインテリアとして、畳のコーナーを置くおうちも増えているのだとか。
いつまでも気持ちよく使えるよう、しっかりお手入れをしましょう。
なぜ畳上げが必要なの?
畳上げとは、畳を外して庭やベランダで天日干しをすること。畳に湿気がこもるとカビが発生したり、ダニなどの害虫がわきやすくなるので、干すことで風を通して湿気を追い出します。
また、畳を外さないと掃除できない、床の部分をキレイにする機会にもなります。
畳上げは春と秋がオススメ
夏は畳の表面が日焼けで色あせやすく、冬は乾きにくいため、春と秋が畳上げにオススメのシーズンです。ほこりやカビが舞うのでマスクをお忘れなく。
■よく晴れた、湿気の少ない日に行います。
■日の当たる場所に、畳を裏側にして立てかけるようにして置きます。
■外に干せないときは、その場で畳を持ち上げ、ジュースの缶などをはさんで風を通します。
■室内で干す場合は、扇風機をかけるとさらに乾きやすくなります。
畳上げは特別な日の大がかりな掃除ですが、毎日のお手入れもしっかりと。ゴロゴロしてくつろぐ場所なので、いつも清潔にしておきましょう。
上手なお掃除方法
掃除は必ず畳の目に沿って、ムリにこすらないようにすると表面の傷みを防げます。
(1)表面のほこりやごみを、掃除機で吸い取る。
(2)汚れが気にならなければ、表面をサッと乾拭きする。
(3)汚れているところは、お湯につけてきつく絞った雑巾で拭き取る。
(4)濡れた部分を乾拭きしてよく乾かす。
洗剤は使わない方がいい?
畳は天然素材でできているため、できるだけ洗剤は使わない方が安心です。手あかなどの皮脂汚れや、食べこぼしなどはお湯だけでもキレイに。しっかり雑巾を絞って水分を残さないようにすると、カビやダニの予防に効果的です。
掃除のときは窓を開けて換気をしたり、扇風機をかけて畳を乾燥させましょう。