毎日の料理で出る野菜くずは、ベジブロスという野菜だしを取るなどの再利用ができます。実は、天然のお掃除アイテムとしても活躍してくれるので、ぜひ捨てる前にお試しください。
大根でシンクをピカピカに
大根には消化酵素である「ジアスターゼ」が含まれています。胃腸の働きを助ける成分ですが、洗浄や漂白の効果もあり、お掃除にもお役立ちです。
切ったヘタやむいた皮の内側でキッチンのシンク・蛇口などをこすると、くもりが取れてピカピカに。ガスコンロの軽い油汚れや、窓ガラスの汚れもキレイにすることができます。
じゃがいもの皮を洗剤代わりに
じゃがいもに含まれる「サポニン」は、洗剤などで使われる界面活性剤の働きに似た作用があります。むいた皮の内側で、シンクや蛇口・浴室の鏡などを磨いたり、コップの手垢・水垢も落とすことができます。やかんや鍋についた湯垢は、ジャガイモの皮を入れて数分煮立たせるとすっきり。
食べ物を使ったお掃除は、最後まで使い切ることでエコになり、手指にやさしいので洗剤の手荒れが気になる方も安心です。野菜以外に、かんきつ系の果物の皮などもお掃除に使えます。
オレンジは油性の汚れに
かんきつ系は、天然系の洗剤にも使われている果物で、「リモネン」という成分がインクなどの油分の汚れを溶かして、落としやすくしてくれます。
お子さんが油性マジックやクレヨンで落書きしてしまったときは、オレンジなどの皮でこすってみてください。コンロの軽い油汚れなどもすっきりキレイになって、爽やかな香りも楽しめます。
レモンの酸でアルカリ汚れを撃退!
レモンの皮にもリモネンは含まれています。また、果汁に含まれる「クエン酸」はアルカリ性の汚れを中和して落としてくれます。
・水垢
・ポットなどにつくカルキ
・せっけんカス
・アンモニア など
果汁をしぼったあとのレモンや、使い終わったスライスをこすりつけるようにして、浴室やトイレのお掃除にも活用しましょう。クエン酸には除菌や消臭の効果もあります。