冬でもシャワーだけという入浴スタイルは、若い方を中心に多いもの。浴槽の掃除が不要になって、めんどうがないと思いがちですが、実はシャワーでも浴室は汚れてしまうのです。
汚れがあちこちに飛び散る
浴室で身体と髪を洗うとき、せっけんカス、シャンプーの泡、皮脂や垢などの汚れが必ず飛び散ります。特に、立った状態でシャワーを浴びた場合、座っているときに比べ、約2倍の高さまで汚れが飛ぶといわれています。壁だけでなく天井まで付着してしまうことも。
汚れはカビの温床に!
浴室にはびこる黒カビやピンクのヌルヌルした汚れは、この飛び散った汚れをエサにして繁殖します。湯船につかり、座ってシャワーをするよりも、立ってシャワーしたときは広い範囲に注意が必要です。
また、使用していない浴槽にもシャワーによる汚れはついてしまいます。ふたをしていても、そのふたにカビやピンク汚れがつくのでチェックしましょう。
一見、掃除がいらないように見えるシャワー派も、より注意して浴室をキレイにする必要があります。シャワー後にちょっとした習慣をつければ、カビやピンク汚れを防ぐことができます。
シャワー後にするべき掃除は?
シャワーを浴びたら、すぐにお湯を止めていませんか?入浴後は、飛び散った目に見えない汚れを落とすために、床や壁、天井近くまでしっかりとお湯をかけて洗い流してください。
洗い流した後は水気を切る
カビやピンク汚れは、水分のある場所が大好き。シャワーで汚れを流した後は、スクイージーなどを使って壁や床の水分を払います。そして、窓や換気扇、浴室暖房などを利用して十分に換気をしましょう。
週に1~2度は洗剤を使って掃除
いくらお湯をかけて汚れを落としても、皮脂汚れなどしつこい汚れは残りがちです。週に1~2度を目安に、浴室用洗剤で壁や床をこすり洗いするのがオススメ。洗剤が垂れて洗いにくい天井の汚れは、フロアワイパーに洗剤を噴いてワイパーで掃除をしましょう。洗剤は十分に流し、浴室内を乾燥させることをお忘れなく。