新米が出回る季節がやってきました。お米は野菜と同じ生鮮食料品で、保存方法が悪いとどんどん劣化してしまいます。いつでもおいしいごはんを食べるために、保存のコツを知っておきましょう。
なぜお米が劣化するの?
お米は、空気に触れることで起こる「酸化」で劣化が進んでしまいます。「湿気」と「高温」も大敵で、暑くてジメジメした場所では、害虫やカビなども発生しやすくなります。
保存にオススメの場所
■涼しくて風通しがいい。
■直射日光が当たらない。
■湿度が低い。
キッチンは火や水を使うので、温度・湿度が高くなりがち。できるだけ涼しい場所を選びましょう。お米を流しの下などにしまっている方も多いですが、風が通って湿気のこもらない場所で保存してください。
冷蔵庫の野菜室に余裕があれば、そこに入れておくと常温よりも長くおいしさがキープできます。また、ニオイを吸着しやすいので、強いニオイのするものと一緒に置くのは避けて。
お米を買ってきた袋のまま保存していると、空気に触れて酸化しやすくなります。袋を開けたらできるだけ早く、密閉しやすい容器に移して保存することが大切です。
米びつは使い切ってから
米びつに入れるときは、お米をつぎ足さずに入っているものを食べ切りましょう。古いぬかなどが残っていると、害虫がわきやすくなります。米びつが空いたら、必ずキレイに洗って乾かしてから新しいお米を入れるのがコツ。計量カップの掃除もお忘れなく!
密閉容器で空気をシャットアウト
ふたのついた保存容器や小さめのペットボトル、ジッパー付きの保存袋など、密閉しやすいものにお米を小分けする方法も。手軽に使えて空気に触れる面積を極力減らすことができ、ニオイ移りも防げます。
いつまでおいしく食べられる?
精米したお米は、玄米などに比べて劣化スピードが速くなります。常温で保存するときは、冬は2ヵ月、春や秋は1ヵ月、夏は2週間程度を目安に。そのくらいで食べ切れる量を買って、ストックするのがポイントです。
冷蔵庫の野菜室で保存すれば、その倍以上の期間劣化しにくくなります。