気温と湿度が下がってくると、皮脂の分泌が減ってきます。皮脂は膜となって、肌をおおって守ってくれるもの。そのバリア機能が低下することで、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
こんな肌トラブルの原因に
■肌から水分が逃げて、カサカサ乾燥しやすくなる。
■乾燥を放っておくと、肌が硬くなりシワなどができやすい。
■顔だけでなく体も乾燥し、刺激によるかゆみを感じやすくなる。
肌の水分を取り戻すには、毎日の入浴がポイントです。ですが、入浴のしかたやお風呂上がりの保湿を正しくしないと、かえって肌の乾燥を招くことも。しっかりケアして、水分たっぷりのふっくら肌をキープしましょう。
みずみずしく健康なお肌をキープするには、まず肌にやさしい入浴を。毎日のお風呂習慣を見直してみましょう。
刺激少なめ、お湯はぬるめの入浴法
■体を洗うときは、やわらかな素材を使う。
■ゴシゴシこすらず、せっけんをたっぷり泡立ててやさしく洗う。
■熱いお湯は、肌に必要な皮脂や保湿成分が落ちやすくなる。長湯するときは湯温をぬるめにする。
■特に乾燥が気になるときは、保湿効果の高い入浴剤を使っても。
保湿は、入浴後3分以内が勝負!
お風呂上がりはやわらかいタオルで、こすらずに水分を取ります。濡れた肌はしっとりしている気がしますが、肌の表面からどんどん水分が蒸発し、時間がたつごとに非常に乾燥しやすい状態に。
3分以内を目安にクリームや乳液をつけ、肌にふたをして、水分が逃げないように閉じ込めましょう。
お風呂のあとは、顔だけでなく体全体にも保湿ケアを。寒くなると肌が乾燥してかゆい……という方も、しっかりした保湿で予防しやすくなります。