人の肌の表面には皮脂膜でおおわれた角質層があり、それが水分を保ってうるおいを守っています。食器洗いなどの水仕事をすると、洗剤や熱いお湯で皮脂が取り除かれやすくなります。
冬は空気が乾燥しているため、さらに肌のうるおいを奪い、ひび割れやあかぎれなど手荒れの原因になってしまうのです。
水仕事の手荒れ予防法
■ゴムやビニールに抵抗がなければ、炊事用手袋をつける。
■洗剤をつけすぎないようにする。
■熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使って洗う。
食器の油汚れなどは熱めのお湯で洗いたいもの。洗いおけに熱いお湯をためてザッと汚れを取り、洗剤で洗うときはぬるま湯にするといいでしょう。
水仕事の後、こまめにケアすることも肝心です。まずキッチンや洗面所など、水を使う場所にハンドクリームを常備しましょう。
濡れたらすぐケアが効果的
■水を使い終わったら、すぐにタオルでやさしく・しっかり水気をふき取る。
■ハンドクリームを手のひらで温めて、手の甲だけでなく指先にもしっかり塗りこむ。
■やさしく指先までマッサージする。
手に水気が残っていると、蒸発するとき一緒に肌のうるおいを奪っていきます。水仕事が終わった直後に、ゴシゴシこすらず、でもしっかりとふき取るのがコツ。
すぐ手に取れる場所にハンドクリームを置いておくと、「濡れたらすぐケア」を習慣にしやすくなります。肌に合うお手頃価格のもので十分なので、惜しまずに毎回使いましょう。