普段なかなか意識しない「足の指」。靴で押さえつけられ、縮こまりがちな足指をよく動かして鍛えておくと、健康づくりに効果が高いと言われています。
足指を動かすメリット
足指を広げたり縮めたり、しっかり動かすことができると、足裏の接地面積が増えて体のバランスが整いやすくなります。地面を足全体でつかむ・蹴るとパワーが増して、歩くときの感覚もよくなるでしょう。
■背筋が伸ばしやすく、姿勢がよくなる。
■安定して立てるので、転倒の予防になる。
■地面をしっかり蹴って、歩く速度が速くなる。
■長時間歩いても疲れにくい。
冬を元気に過ごせる
足指を動かすことで体全体の血行がよくなり、冬に気になる冷えやむくみの改善にも役立ちます。足指の付け根にあるたくさんのツボが刺激され、疲労回復やリラックス効果も。
では実際に、足指を動かしてみましょう。まずお風呂に入ったら、足の指の間を広げてよく洗い清潔にしておきます。指1本ずつをつまんで、マッサージしながら洗うのもオススメです。
足でじゃんけんする
座って、図のように足でじゃんけんしてみてください。グーは「指を丸める」、チョキは「親指を立て、その他の指は下にする」、パーは「指を全部しっかり開く」です。
足指が動かしにくいのは筋肉が固まっているから。最初はムリせずゆっくりでいいので、何度も繰り返すのがコツです。相手がいれば、足でじゃんけんが楽しめます。
タオルを足でたぐり寄せる
イスに座り、床に広げたタオルに足を乗せて足指でたぐり寄せます。かかとでタオルを押さえながら、指だけを動かしてたぐりましょう。
足指を広げる運動
足指の間に、手の指を組むように入れてやさしく広げます。手で足指をゆっくり前後に動かしながら3分ほどキープ。特にお風呂上がりで、体が温まっているときが効果的です。
足指にはさんで広げる道具を使ってもOKですが、つけっ放しは骨を痛めてしまうことがあるので、30分以内で必ず外しましょう。