座り仕事を長時間続けていると、肩や首がガチガチになったり、腰痛が起こりやすくなりますね。
その大きな原因は、「姿勢の悪さ」と「体を動かしていない」こと。まず、自分の座り方のクセをチェックして、姿勢を正していきましょう。
どんな姿勢がいけないの?
背中が丸まっている、前かがみになっている、足を組んでいる、背もたれによりかかって体が後ろに倒れているなど。人に見てもらうとわかりやすいです。
正しい姿勢のメリット
正しく座ると、背骨がゆるやかなS字になりますが、悪い姿勢だと背骨はアーチ型に曲がってしまいます。正しい姿勢は、体の歪みが少なくなるので腰痛対策に。重たい頭を支えている、首や肩への負担も軽くなります。
【正しい姿勢で座るには】
■目線が20度ほど下を向くように、イスと机の高さ、モニタの位置を調整する。
■お尻が背もたれにつくよう深く腰かける。
■あごを軽く引いて、背筋をまっすぐに伸ばす。
■両足をしっかり床につけ、足は組まないようにする。
■姿勢はどうしても崩れてくるので、ときおり座り直す。
座り方を見直したら、次は体を動かしましょう。スマホのアラーム機能などを利用して、40分~1時間おきに立ち上がって歩いたり、ストレッチをするのがオススメです。
座りながらできるストレッチ
伸びをする、首や肩を回す、腰をひねるなど、「気持ちいい!」と感じるストレッチを、ひとつの動作につき10~15秒かけてゆっくり行います。
■両手の指を組んで手のひらを天井に向け、大きく伸びをする。
■その姿勢のまま、左右にゆっくり体を倒す。
■イスに座ったまま足を伸ばして、足首を曲げ伸ばしする。など
タオルを使うとより効果的
体が硬く、ストレッチが上手くできなくてもフェイスタオルを使えば大丈夫。タオルの両端を持って行うと、体が安定して正しい姿勢がキープしやすくなります。
コリに効くのは入浴!
今日の疲れを持ち越さないために、寝る間には入浴しましょう。コリを強く感じたら、夏でもぬるめのお湯で浴槽につかってみて。シャワーのときは、つらい場所にしばらくお湯をあててほぐします。