買い物に行くとき、持ち歩く機会の多いエコバッグ。使った後はほとんど洗わず、そのまま畳んでいるという人も多いのでは?食品を入れることが多いので、いつも清潔にしておきましょう。
どんな汚れが付きやすい?
スーパーなどでよく使うエコバッグは、食品のくずや野菜の泥などが付着しやすくなります。うっかり食品や総菜などのパックを傾けて、汁がこぼれてしまうことも。
また、持ち手には手の汗や皮脂がついて黒く汚れてしまいがちです。
汚れを放っておくとどうなる?
食品の泥や汁をエサにした雑菌が増殖しやすく、カビ・ニオイの原因になります。水気が残っているとホコリもつきやすいので、1~2週に1回は洗うようにしましょう。
洗えるかどうかをチェック
エコバッグの素材は、ナイロン、ポリエステル、木綿、不織布などさまざまです。水洗いできないものもあるので、洗濯タグがついていたら必ずチェックを。タグがなくてもナイロン素材のものはおおむね洗濯可能ですが、心配がある場合は洗濯機ではなく手洗いを選びましょう。
丸洗いできないエコバッグ
持ち手や飾りに革などの特殊な素材が使われているもの、折り方が複雑なもの、繊細な刺繍があるもの、形状記憶のシワ加工があるもの、保冷用にアルミ箔の内張りがあるものなどは、まるごと水洗いするのは避けてください。
洗濯タグの表示に従って、洗濯機か手洗いかを判断しましょう。色が濃いものは目立たない場所に洗濯液をつけて、色落ちしないか確認してください。
洗濯機で洗うとき
持ち手などが他の洗濯物にからまないよう、洗濯ネットに入れて洗います。手洗いコースやおしゃれ着洗いなど、洗濯や脱水の時間が短く、やさしく洗えるモードがオススメです。干すときは陰干ししましょう。
ナイロン、ポリエステル、木綿は基本的に洗濯機で洗えますが、装飾や特殊プリントなどがあると劣化の恐れがあるので、手洗いにするのが無難です。
手洗いするとき
(1)ぬるま湯と洗剤で、洗面器などに洗濯液をつくります。
(2)エコバッグをつけて、5分ほどやさしく押し洗いします。装飾やプリントがある場合は裏返しておきましょう。
(3)よくすすいで、タオルにはさんで脱水します。干すときは陰干しで。
汚れがひどい場合は、洗濯液に長めにつけ置きします。お湯で洗うと汚れが落ちやすくなりますが、ナイロンなどは高温に弱いので、必ずぬるま湯を使ってください。
アルミ箔が張ってある保冷バッグは、水で洗えないので除菌シートで拭いて。
帰宅したらすぐに食品を取り出し、汚れていたら洗う、濡れていたら乾かすなどを習慣にすると、毎日衛生的に使えます。