キッチンの収納不足は、多くの方のお悩みのタネ。天井近くまでたっぷりスペースがあるのに、うまく使われていないのが「吊戸棚」です。特に手の届かない上部はデットストックになりがちなので、できるだけ活用して賢く収納しましょう。
【吊戸棚の使い方のキホン】
■ラクラク手の届く下段には、毎日よく使うものを収納します。棚が目線より高いところにある場合は、汚れやカビに気がつきにくいのでこまめにお掃除を。
■手が届きにくい中段は、予備のラップやペーパータオルなど、月に数回使う程度のものを収納。100円ショップにもある持ち手のついたストッカーなどを利用して、取り出しやすくします。缶詰やビンなど重量のあるものは、頭上に落下すると危険なので避けてください。
■踏み台が必要な上段は、お正月に使う重箱など、季節や行事のとき年に1~2回だけ使われるものを収納。出し入れの際には、踏み台での事故が起こりやすいので注意しましょう。
吊戸棚の使い勝手をもっとよくして、事故の心配もなくすには、リフォームをするのもひとつの方法です。
オススメは、手動の跳ね上げ式や、電動の昇降式の吊戸棚へのリフォームです。必要なときに手元の領域まで棚を降ろせるので、家事がしやすく使いやすさは格段にアップ! キッチンが狭い場合は、料理のときの一時置き場としても活躍してくれるでしょう。
流行のアイランドやペニンシュラ型のキッチンには、そもそも吊戸棚自体がないことも。上部がスッキリするので、開放的なイメージになります。吊戸棚をなくす場合は、自分の身長に合わせた棚やパントリーを作っておけば、収納スペースが確保できます。