冬は冷風が吹きこんで、窓を開ける換気をためらう季節。でも感染症対策はもちろん大切ですし、閉め切りだと部屋の空気も汚れやすく、カビの原因となる結露も増えてしまいます。冬こそしっかりと換気をしていきましょう。
部屋を暖めてから換気
1時間に1~2回、数分間窓を開けるのが換気の目安。起床後や、帰宅した後など部屋が冷えているときは、換気の前に暖房をつけて部屋を十分に暖めておいてください。冷たい空気が入ってきても、床や壁が暖まっていると寒さを感じにくくなります。
人が多く集まる部屋は、特に感染症への注意が必要で、空気の汚れも気になります。換気のときは上着をはおるなど体を冷やさないようにしながら、できるだけ定期的に窓開けをすることが大切です。
窓が開けにくい日は、空気清浄機や24時間換気システムが備わっていれば常時オンに。トイレやお風呂・キッチンなどの換気扇をずっとつけておくだけでも、換気の効果があります。
空気をできるだけ効率よく入れ替えるには、窓の開け方がポイントになります。
2ヵ所以上の窓を開ける
1ヵ所の窓を大きく開けるより、2ヵ所以上を同時に開けて空気の流れを作ると、早く換気ができます。対角線上や高低差のある窓で、空気の入る方を小さく、空気の出る方を大きめに開けるのがコツです。
晴れた日のお昼に開ける
天気のいい日は寒さも和らぎますが、湿度の低い空気が取り込めるので結露対策になります。冬場は晴天だとお昼ごろに湿度が低くなるため、その時間帯には少し長めに換気するのがオススメです。
掃除のときは換気のチャンス
掃除機やはたきをかけるときは、窓開けとセットにしましょう。舞い上がったハウスダストも外に出すことができ、空気がすっきりキレイになります。
掃除で体を動かしているので、寒さを感じにくいのもメリットです。