花粉症をできるだけ軽くするには、食べ物にも気をつけて体内の免疫力をアップさせることが大切です。花粉など異物に対するバリア機能が高まり、つらい症状を和らげる効果が期待できます。
免疫力に大きな影響があるのが、腸の健康です。花粉症対策としてオススメなのが、ヨーグルトや納豆、ぬか漬け、みそなどの発酵食品。ビフィズス菌・乳酸菌などの善玉菌が多く、腸内の悪玉菌と戦って、免疫力の活性化をサポートしてくれるのです。
また、ビタミンA・C・Eなども花粉症対策にいいと言われています。緑黄色野菜を具にした「みそ汁」は、発酵食品であるみそも摂れるので一石二鳥。水に溶けやすいビタミンも、汁ごといただくことでしっかり吸収できます。
特に注目されている食材のひとつが「れんこん」です。免疫力を上げるポリフェノールの一種であるタンニン、粘膜の炎症を抑えるムチンなどが多く含まれるので、花粉症にも効果があるそう。皮の部分にタンニンが多いため、よく洗って皮はむかずに食べるのがオススメです。
【逆に、控えた方がいい食材は?】
■脂肪の多い肉:バラ肉や霜降りなど脂の多い肉は、食べ過ぎると腸の悪玉菌を増やしてしまい、アレルギー症状が出やすくなります。
■お酒:アルコールを分解するためのアセトアルデヒドという成分が、アレルギーを悪化させやすくなります。
■体を冷やすもの:冷たい飲み物や食べ物、生の野菜や果物、甘いものなどは体を冷やし、症状が緩和しにくくなります。食べ過ぎに注意しましょう。