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料理アイデア

2021年12月8日
料理アイデア

1回使った揚げ油、すぐ捨てるのはもったいない。何回までなら使えるの?

油が汚れにくいものから揚げる

揚げ物をした後に残る油は、どのタイミングで捨てればいいか悩むもの。油をできるだけムダにせず上手に使いまわすコツや、何回まで使えるかなどチェックしましょう。

具材や調理法で、油の汚れが違う
揚げた後の油が汚れにくい(1)から順にローテーションして使いまわすと、うまくいけば3~4回揚げることができます。
(1)揚げなすなど、衣をつけない野菜の素揚げ
(2)油がキレイなうちに揚げたい、天ぷらや揚げ出し豆腐
(3)パン粉が油に落ちやすいとんかつやフライ
(4)下味をつけて揚げる、からあげや肉団子

油の汚れをできるだけ減らす
揚げかすが油に残ると汚れの原因になるので、揚げながらこまめに網ですくい取ります。油の温度が少し下がったら、空気に触れないようにすぐオイルポットに入れて。空気に触れると油の劣化が早くなってしまいます。

上手な使いまわしの方法
油少なめで揚げ物をする方は多いですが、油は多めにした方が汚れにくくなります。また2回目以降は、古い油だけでなく新しい油をつぎ足して揚げていきましょう。

油の替えどきサインを見逃さない

できるだけ油を使い切って、捨てる量を減らすことができれば、お財布にも環境にもやさしくなるでしょう。上手な使いまわし方と同時に、残った油をどう捨てるかも大切です。

油の寿命はどのくらい?
残った揚げ油の寿命は、さほど長くありません。季節にもよりますが、2~3週間程度をめどにして、すぐ次の揚げ物をしないときは、炒め物などにこまめに使って消費しましょう。

油の替えどきサインはコレ!
油の色が濃くなってきた、粘り気を感じる、ニオイがする、揚げているとき「カニ泡」と呼ばれる泡が立って消えにくい、熱したとき煙が多く出る……となったら、油が劣化しているので替えどきのサインです。

捨てるときはシンクに流さない
シンクに油を直接流すと、配水管が詰まったり、水質が悪化するなどトラブルの原因に。捨てるときはこんな方法がオススメです。
■牛乳パックに新聞紙や使用済みのペーパータオルなどを入れて、冷めた油を注ぐ。
■市販の油凝固剤を入れて、固めて捨てる。
■廃油を資源として回収している自治体なら、そのルールに従って捨てる。

揚げ物を上手に揚げて、揚げ油も再利用しよう

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