カレーはみんな大好きなメニュー。市販のルーで十分おいしく作れますが、ワンランク上の味わいにするためのちょっとした工夫を紹介します。
複数のルーを混ぜる
カレーのルーは、商品ごとに材料やスパイスのブレンド具合が異なります。違う種類のルーを組み合わせてみると、味わいがより複雑になって深みが出たり、辛さの調整がしやすくなることも。混ぜるのは2~3種類にとどめ、お好みのブレンドを探すのも楽しいです。
じゃがいもは最後に入れる
家庭のカレーは、じゃがいもがごろごろ入っているとうれしいもの。でも最初から鍋に入れて煮込むと、どんどん煮崩れてカレーの味がぼんやりしやすくなります。
食感がほくほくする男爵やキタアカリなどは、崩れやすいので別に加熱して最後に加えるのがオススメ。最初から煮込むなら、メークインなど崩れにくい粘質系と呼ばれる品種を使いましょう。
翌日のカレーをおいしく食べるために
一晩寝かせたカレーは、味がなじんでおいしいと言われています。多めに煮て鍋のまま置いておくと、菌が繁殖しやすい温度が続いてしまうので、すぐに粗熱を取って小分け容器に入れ、冷蔵庫で冷やしましょう。
食べるときは鍋に入れ直し、焦げないよう牛乳や水を少し加えてしっかり再加熱を。翌日には食べ切るようにしてください。
市販のルーでさらに自分好みのカレーにするには、隠し味を「ちょい足し」するのが効果的。あくまで隠し味なので、入れすぎには注意しましょう。
こんな隠し味にトライ
例えば、煮込みの最後にインスタントコーヒーを小さじ2程度入れると、香ばしさやほろ苦さが加わって、お店のような本格的な味わいに。
■甘みを足す
チョコレートや砂糖、はちみつなど甘い食材を足すと、辛味が和らぐだけでなくコクが出て、味がまろやかになります。板チョコ2~3かけら、砂糖やはちみつは大さじ1くらいから、味見をしながら加えましょう。
■うまみを足す
中濃ソースやしょうゆ、甜麺醤などの調味料を足すと、スパイシーなカレーにコクや深みが出ます。マイルドさもプラスされて、一晩寝かせたようなおいしさに。
■果物を足す
カレーといえば有名なのがりんご。すりおろしたりんごやりんごジュースを加えると、さわやかでフルーティな甘みが楽しめます。