夏野菜の代表格で、甘みたっぷりのとうもろこし。ゆでても、蒸しても、焼いてもおいしい野菜ですが、今回は食感と味わいがグンとよくなるゆで方を紹介します。
買ってきたらすぐにゆでる
とうもろこしは採れたてが一番甘く、時間が経つごとに風味が失われるので、買ってきたらその日のうちにゆでましょう。すぐに食べないときも加熱しておくことで、甘みがキープできます。
内側の皮を残しておく
皮は全部むいてしまわずに、内側の薄い皮を1~2枚残してゆでると、うまみを逃さずおいしくゆで上がります。ひげの部分や根元の茎は取り除いてOKです。
切らずにまるごとゆでる
小さい鍋でとうもろこしを切ってからゆでると、水っぽくなったり栄養が逃げやすくなります。大きく深めのフライパンがあれば、切らずに丸ごと入れるのがオススメです。
ゆでるときはお湯から?水から?
水からとうもろこしを入れてゆでると、汁気が多くふっくらしたゆで上がりに。お湯が沸騰してからゆでると歯ごたえがあり、シャキシャキした食感が楽しめます。お好みでゆで方を変えてみて。
ゆでたとうもろこしをすぐに食べないときは、粗熱を取ってラップにくるみ冷蔵庫へ。2~3日で食べ切りましょう。冷凍するときは、芯から粒を外しておくと料理がラクになります。
実際にゆでてみよう
(1)とうもろこしの内側の皮を1~2枚残してむく。
(2)大きな鍋やフライパンに水を張り、2~3%の塩を入れる(水1リットルあたり大さじ1.5~2杯程度)
(3)水から入れてゆでるときは、沸騰した後に3~5分、お湯に入れてゆでるときは3~5分加熱する。
(4)ゆで上がったら火を止め、そのまま5~10分ほど置く。
(5)お湯から上げて皮をむく。
ゆで方のポイント
■ゆでるときは、軽く煮立つ程度の中火にします。
■お湯の中でとうもろこしが浮いてしまうときは、落としぶたなどで押さえます。
■ゆで上がっても、しばらく鍋の中に置いておくのがコツ。お湯が冷めるにつれて塩分がしみ込み、ジューシーになって甘みも引き立ちます。