魚料理は、健康のためにもぜひ取り入れたいメニューです。シンプルな焼き魚は、キレイに焼くのが意外と大変。面倒そうな煮魚も、コツさえ押さえれば意外とカンタンにおいしく作れます。
焼き魚は両面焼きがオススメ
実はちょっと難しいのが「焼き魚」。片面焼きのグリルでは、生焼けや焼きすぎに気をつけて、何度もひっくり返さないようにしましょう。身が崩れたり、皮がはがれやすくなります。
焼き加減のモードがある両面焼きグリルなら、コンロにおまかせで上手に焼くことができます。
煮魚の下準備
丸ごとの魚を煮るときは、うろこと内臓、えらを取ってキレイに洗います。えらは生臭さの原因になるのでしっかり取り切って。魚屋さんやスーパーの鮮魚売り場でも、下ごしらえをお願いすることができます。
切り身はそのままでOK。1尾でも切り身でも、皮目に浅く切り込みを入れておきましょう。
魚のニオイが気になるときは
ボウルに魚を入れ、熱湯をサッとかけます。すぐ冷水につけて、残ったうろこや血合い、骨などを取り除く「湯引き」をすれば下ごしらえは完了!鮮度がよければ湯引きは不要です。
下ごしらえが終われば、あとは煮汁の調味料を合わせて煮るだけ。短時間でできる時短メニューで、魚の種類や味つけを変えると、おかずのレパートリーも豊富になります。
煮汁は最初に合わせる
魚を入れる前に煮汁を熱し、調味料を合わせます。甘辛で濃い目の味つけをするときは、少し水を加えて、煮ている間に味が濃くなりすぎないよう調整を(煮る時間1分あたり大さじ1杯程度)。
必ず落としぶたをする
魚を入れたら中火~弱火にして落としぶたをします。木製のふたがなければ、アルミホイルで代用しても大丈夫。ふたの下で煮汁が対流してまんべんなく魚にしみ込み、ひっくり返す手間がありません。
魚を煮すぎない
煮すぎると身が固くなってしまうので、普通の大きさの魚なら6~8分程度煮れば充分です。こってりした味にしたいときは、魚を取り出して煮汁だけ煮詰め、仕上げにかけても。
ちょい足しでさらにおいしく
魚の臭み取りには、生姜や梅干しを加えます。煮るときに葉物野菜や長ねぎ、ごぼう、れんこんなどを加えるとボリュームアップして、彩りもキレイな一皿になります。