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上手に節約・省エネ

2025年10月31日
上手に節約・省エネ

「まあるい経済」サーキュラーエコノミーってどんなもの?

ものや資源を捨てずに循環させるしくみ

「サーキュラーエコノミー」という言葉、聞いたことはありますか?地球にもお財布にもやさしいこの取り組みで、私たちができることを紹介します。

今までは「3R」が主流
環境を守るために、これまでは「3R」という取り組みで、ゴミを減らしたり、捨てずに再利用する行動が推進されていました。「3R」とは、次の3つの言葉の頭文字を取ったものです。

■Reduce(リデュース):マイバッグでムダな包装やゴミを減らす、食べ残しをなくすなど。
■Reuse(リユース):使用したものを手直しして繰り返し使う、リサイクルショップを使うなど。
■Recycle(リサイクル):ゴミを分別して、使えるものを再資源化するなど。

世界が目指す「サーキュラーエコノミー」
最近では「3R」をさらに進めて、「サーキュラーエコノミー」という方向に世界中が注目しています。カンタンにいうと、モノや資源をゴミとして捨てずに生まれ変わらせて、「サーキュラー」の言葉通りにぐるぐる循環させるしくみのことです。

「3R」との違いはどこ?
「3R」は、“製品をつくっては捨てる”というサイクルの中で、ゴミや廃棄物が出ることを前提として、それを減らすための方法です。「サーキュラーエコノミー」は3Rに加えて、そもそも廃棄物を出さないようにするための取り組みとなっています。

私たちができる4つのアクション

「サーキュラーエコノミー」は、ものを生産して経済を動かす企業ががんばる必要があります。でも、意外と私たちにできることもたくさん!豊かで元気な暮らしにもつながります。

(1)ものを買うときのアクション
使い捨てではなく、丈夫で壊れにくいもの、修理して長く使えるものを選びましょう。ゴミが減って、処分にかかる費用も減らせます。再生材でつくられているものを選ぶのもオススメです。
また、さほど使わないものは、レンタルやシェアするサービスを利用してみても。

(2)ものを使うときのアクション
安くても壊れやすいものはゴミになりやすく、結果的には長く使えるものの方がオトクかも。こまめなお手入れも長く使うコツです。電化製品やガス機器なども、耐用年数を超えていなければ修理してしっかり使いましょう。

(3)捨てるときのアクション
自治体の決まり通りに分別するだけで、リサイクルしやすく資源の循環に役立ちます。捨てるときは汚れをサッと落とし、素材ごとに仕分けるひと手間をかけて。
牛乳パックや食品トレー、小型の充電式電池などは、回収ボックスでもリサイクルできます。

(3)ぐるぐる循環のアクション
まだ使える不用品は、フリマやリサイクルショップへ。期限が切れる前の食品なども、必要としている団体に寄付すれば、誰かのお役に立つはずです。また、自治体でリサイクル施設やサービスがあれば、ぜひ活用してものを循環させましょう。

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