暑くなると大量に出る汗は、不快なものと思われがち。でも、汗をかいて皮膚から蒸発させることで、上がった体温の調節をするなど大切な役目があります。
汗は、全身にある「汗腺」から出てきます。汗腺でろ過されて水に近くなるので、基本的に汗は無臭ですが、肌の表面で皮脂汚れなどと混ざると、細菌が発生してイヤなニオイの原因に。
汗腺が健康ならさらっとした汗
いつも適度に汗をかき、汗腺の機能がうまく働いていると、ほぼ水のような成分で蒸発しやすい小粒の汗になります。乾きが早いので肌がさらりとして、汗のニオイも抑えられます。
汗腺が不健康だとベトベト汗に
汗腺の機能が低下していると、汗に余分な成分が混ざって、水よりベトベトしてニオイも発生しやすくなります。なかなか蒸発しないので、肌にまとわりつくような不快感も。
爽やかな汗をかくには、汗腺を鍛えるトレーニングをしましょう。汗を上手に出せる体を作るために、「適度な運動」と「入浴」がオススメです。
有酸素運動を定期的に
筋トレよりも、ウオーキングなど有酸素運動を続ける方が効果的です。汗をかきやすくなり、体内の老廃物も出てすっきり!
汗腺がイキイキする半身浴
みぞおちあたりまで張ったぬるめのお湯で、15分ほど半身浴をすると汗腺が元気に。入浴前・入浴中・入浴後にこまめに水分補給をして、たっぷり汗をかきましょう。
湯船に入れない日は、手首・足首から指先までを少し熱めの湯につける「手足浴」でもOK。10~15分ほどつけているとしっとり汗をかいてきます。水分は必ず飲むようにしてください。