冬は爪のトラブルが増える

空気が乾燥するシーズンは、爪へのダメージが大きくなります。健康のバロメーターとも言われる爪をきちんとお手入れして、つやのある元気な爪をキープしましょう。

爪の性質を知っておこう
爪は硬いので骨や歯の仲間のように見えますが、実は皮膚が角質化したもの。ケラチンというたんぱく質が主成分で、肌の乾燥が気になる時期は、爪も同じように乾燥して、割れや傷みが起こりやすくなります。

また、爪は1枚でできているのではなく、3つの層に分かれています。その層がはがれてしまうことを二枚爪と呼び、冬は特に起きやすくなるトラブルです。

なぜ割れたり、二枚爪になるの？
（1）爪切りを使っている。
（2）栄養が不足している。
（3）水分不足で乾燥している。
こんなときは、二枚爪などの症状が出やすくなっています。原因ごとに対処法があるので、正しくお手入れしていきましょう。

爪のトラブルを防ぐには

爪が傷む3つの原因は、日ごろのケアで対処ができます。時間に余裕がある日は、さらにスペシャルなケアで手全体のうるおいを保ちましょう。

（1）爪切りを使っている
爪を切るとき、パチン！と乾いた音がしていませんか？爪切りを使うと、切った断面がガタついてしまい、そこをきっかけに爪の層がはがれやすくなります。できれば爪専用のやすりを使って、やさしく長さを整えましょう。

（2）栄養が不足している
爪が割れやすく弱っているときは、鶏のむね肉や卵、豆腐、納豆など上質なたんぱく質をしっかり摂って、バランスのいい食生活を。ビタミンAやE、鉄分なども爪を強くする栄養素です。

（3）水分不足で乾燥している
特に入浴後や手を洗った後、アルコール消毒した後などは水分が蒸発して乾燥しやすくなります。ハンドクリームを爪と手全体に塗りこんで、しっかりと保湿を。

さらにていねいにケアするなら、まず肌と同じように化粧水で爪に水分を与えてから、水分を逃がさないようにハンドクリームを塗りましょう。さらに綿の手袋をすれば、夢や指先全体がうるおいます。

入浴の後は、爪と手のケアを忘れずに