夏は汗や皮脂の分泌が増え、べたつきやすいので何度も顔を洗いたくなるもの。日焼けなどのダメージも受けやすい季節なので、夏の肌に適した洗顔の方法をチェックしましょう。
朝の洗顔がポイント
夏は夜のうちに、コップ1杯もの汗をかいているそう。顔にも汗や皮脂がつきやすく、そのまま放置すると肌荒れやあせも、かゆみの原因にもなってしまいます。
水だけの洗顔では、皮脂などの汚れは落としきれません。朝起きたらすぐに洗顔料を使って、ていねいに洗顔してからスッキリと1日を始めてください。
ゴシゴシ洗いは厳禁
さっぱりしたくて顔をゴシゴシこすると、肌の負担は大きくなります。洗顔料が少なくても摩擦の原因になるため、自分の肌質に合った洗顔料をよく泡立てて、顔を泡で包むようにしてやさしく洗います。
流すときはぬるま湯を使う
洗顔のとき、ひんやりするからと水を使っていませんか?水だと汚れが落ちにくいので、肌の温度に近い30~33℃くらいのぬるま湯を使うのがオススメです。
シャワーを浴びるときの40℃ほどのお湯は、顔には温度が高く、うるおいが失われやすくなります。強いシャワーを直接かけると水圧も負担となるため、入浴時の洗顔は手ですすぐ習慣を。
洗顔後は保湿をしっかりと
洗顔後は柔らかいタオルでやさしく水気を取り、すぐに化粧水などで保湿します。汗をかくのでうるおっていると思われがちですが、紫外線やエアコンで乾燥するため保湿ケアは欠かせません。
では、夏の洗顔回数はどのくらいがいいのでしょうか。理想的な回数とベストなタイミング、そして洗い方のコツを紹介します。
洗顔の回数はどのくらい?
「朝」と「夜」の2回、洗顔料を使って洗顔するのが基本です。洗いすぎると、肌を保護するために必要な皮脂や保湿成分まで失って乾燥を招き、肌を守ろうとして余分な皮脂が分泌されやすくなります。
日中汗をたくさんかいたときは、柔らかいタオルやハンカチで軽くぽんぽんと拭き取って。また、洗顔の回数が少なすぎても洗い残しが起こり、毛穴に汚れが詰まるなどトラブルを起こしがちになるので、1日2回を目安に洗いましょう。
洗顔の順番はTゾーンから
顔の中で皮脂が多いのが、皮脂腺が多く集まっているおでこと鼻の部分。アルファベットのTの字を描くため「Tゾーン」と呼ばれています。洗顔料は、泡立てた直後の洗浄力が一番強いので、最初にここから洗います。
乾燥しやすいUゾーンは最後に
目の周りや、頬から口の周辺の「Uゾーン」は、皮脂や水分が少なく乾燥しやすい部分。大きな円を描くようにやさしく、最後に洗います。また、洗顔後の保湿もTゾーンはさっぱり目の化粧水、Uゾーンは保湿効果の高いジェルなど使い分けると理想的です。