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お茶を飲む女性の写真
2025年1月21日
リラックス&元気

乾燥しやすい冬こそ、脱水予防にこまめな水分補給を!

冬の脱水は空気の乾燥が原因

脱水症状というと猛暑の夏を思い浮かべますが、空気が乾燥している冬は「かくれ脱水」が起きやすい季節です。意識的に水分を補給して、体調管理していきましょう。

適切な水分量が健康を守る
人の身体の約60%は水分で、体温の調節や、必要な酸素・栄養を細胞に運ぶなど大切な役割を担っています。普通に生活しているだけで、1日に2.5リットルの水分が失われて、失った分を食事や飲み物で補給しなければなりません。
成人であれば、1.2リットルの飲み水が必要と言われ、水分不足は大きな病気の原因になってしまうことも。

なぜ冬に脱水するの?
冬の脱水の大きな原因は「乾燥」です。皮膚や粘膜、呼気から失われる水分を「不感蒸泄」と呼びますが、空気の乾燥によって身体から水分の蒸発が進み、気づかないうちに脱水が起こりやすくなります。

夏ならば汗をかくので、のどの渇きを感じやすいのですが、冬はあまり汗をかかずのどの乾きを感じにくくなります。結果、水を飲む量も少なくなって水分が不足がちになるのです。

脱水のサインを見逃さない
のどがかわくだけでなく、口がねばつく、皮膚にハリがない、靴下のゴムの跡が残りやすい、手足が冷える、足がつる……などを感じたら、それは脱水しているサインかも。意識して飲み物を飲むようにしましょう。

水分補給のルールをつくっておく

のどの渇きを感じたら、その都度水を飲めばいいのですが、やっかいなのは無意識のうちに脱水していること。こまめに水分補給するルールをつくり、脱水を防止しましょう。

朝と晩に1杯の水を飲む
寝ているときは汗をかいて、水分が失われがち。朝起きたらまず1杯の水を飲みましょう。冬の水分は冷たい水ではなく「白湯」がオススメで、体が温まり、血行や内臓の働きも促すなどたくさんのメリットがあります。
入浴後も水分が不足するため、のどの渇きを感じなくても1杯飲むようにしてください。

他の飲み物でも大丈夫?
コーヒーなどカフェインを含む飲み物や、ビールなどのアルコールは利尿作用があり、水分補給には適しません。普通の水が安心ですが、お茶ならばカフェインのない麦茶などがいいでしょう。

糖分の多いジュースは、水分補給ではなく嗜好品として適量を飲みましょう。スポーツドリンクは、汗を大量にかく夏や、激しい運動の後には有効ですが、意外に糖分が多いので注意が必要です。

加湿器を活用する
冬は外気の湿度が低いですが、暖房にエアコンを使っている場合など、室内も乾燥して皮膚や粘膜から水分が逃げやすくなります。加湿器で湿度をコントロールして「不感蒸泄」を抑え、定期的な換気も取り入れましょう。

※医師から水分補給の指示を受けている方は、指導に従ってください。

脱水から身体を守るために、こまめに水を飲む習慣を

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