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暮らしトピックス

2021年10月5日
暮らしトピックス

キッチンの使いやすさを示す「ワークトライアングル」を知っておこう

自然に家事時短ができる!

1日の家事の中で、キッチンにいる時間が一番長いのではないでしょうか。動きにくいキッチンは小さなストレスがたまりがち。動線を整えると、自然と作業効率がよくなって家事時短が実現します。

動線を考えるポイント
買い物から帰ってきたところから、料理が終わるまでの動作を順番にイメージして、動きの悪いシーンをチェックしましょう。
■冷蔵庫に食材を出し入れする。
■シンクでものを洗う。
■調理台で食材の下準備をする。
■ガスコンロや調理家電を使う。
■食器を出して盛りつける。
■シンクで洗い物をして片づける。

ワークトライアングルを作ってみる
我が家のキッチンが使いやすいかどうかを知るために、「ワークトライアングル」という考え方があります。水を使うシンク、火を使うコンロ、食材のある冷蔵庫の3ヵ所の配置が重要。まずメジャーを持って、キッチンの中を測ってみましょう。
(1)「シンク」と「コンロ」と「冷蔵庫」の手前側の中心部分を点で結びます。
(2)それぞれ、点と点の間の長さを調べます。

ワークトライアングルって何?

3ヵ所を線で結ぶと、どんな形になりましたか? 上の図のように、3つの点がきれいな三角形(トライアングル)になっていると、使いやすいキッチンと言われています。

正三角形に近いとベスト
辺の長さが近く、正三角形に近いほど作業効率がアップします。例えば図のようなI型のキッチンであれば、コンロとシンクの間に冷蔵庫があれば動きやすくなるでしょう。

点と点の間の距離は?
正三角形が難しくても、冷蔵庫とシンクの間が120~210cm、コンロとシンクの間が120~180cm、コンロと冷蔵庫の間が120~270cmになっていれば使いやすい配置です。
それより長いと移動距離が増えて効率が悪く、それより短いと狭くて動きにくくなります。3つの辺の長さの合計が、360~600cm程度になるのを目安にしてください。

リフォームのときも参考に
キッチンには、I型、L型、U型、アイランド型などさまざまなスタイルがあります。全体のレイアウトをするときは、ワークトライアングルも意識してみてはいかがでしょうか。
スッキリ動けるキッチンで、毎日楽しくお料理しましょう!

キッチンリフォームは、専門家とレイアウトを相談しよう

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