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手すりをつかんで階段を降りる男性の写真
2023年4月12日
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転倒事故の多くは家の中で発生!手すりをつけるリフォームで防止しよう

家での転倒事故を防ぐには

家族に高齢者がいる場合、気をつけたいのが転倒事故。特に家の中で起こりやすく、少しつまづいただけで骨折などの大きなケガにつながってしまいます。

発生数は交通事故の約4倍
統計によれば、転倒・転落・墜落などによる死亡事故は交通事故の約4倍になるそう(消費者庁「10月10日は転倒予防の日」ニュースリリースより)。転倒事故の発生場所は、約半数が住み慣れているはずの家の中で起こっています。

転倒事故は家のどこで発生する?
統計データでは、家の中で「浴室・脱衣所」が転倒事故のトップに。他に「庭・駐車場」「ベッド・布団」「玄関・勝手口」「階段」などで多く発生しています。

暮らしの工夫で転倒事故防止
転倒の状況としては「滑る・つまづく」が多く、次いで「ぐらつく・ベッドなどから移動するとき」が挙げられます。

浴室の出口に滑り止めマットを敷いたり、電化製品のコンセントの位置を変えるなど、暮らしの中で気になるところを工夫していきましょう。また、必要な部分に手すりをつける、バリアフリーにするといったリフォームも検討してみては。

家の中でよく行く場所を安全に

手すりをつけるのは、比較的手軽なリフォームです。自分でDIYして設置することもできますが、安全面には十分な注意が必要です。

手すりをつけるときの注意点
手すりは、全力でつかまったときに耐えられる強度が不可欠。壁の材質を見極めて、体の重みを支えられるようしっかりと固定しないとかえって危険なので、専門のリフォーム業者に相談するのが安心です。
リフォーム費用は、介護保険や自治体の補助金などが利用できることもあります。その点も業者に確認しましょう。

手すりはどこにつけるべき?
階段、踊り場、浴室、トイレ、玄関、寝室など、よく行く場所で支えがほしいところ、立ち上がりにくいところに設置しましょう。壁に手垢がついている場所は、身体を支えるために触っている証拠になり、手すりをつける目安となります。

壁の色とは変えておく
壁と同じ色の手すりをつけると、とっさのときに位置がわからず、つかみ損ねてしまうことも。見たときに壁と同化しない色がオススメです。

家族の状況に合わせて設置
やみくもに手すりをつけるのではなく、一番ケアしたい人の身長や利き手、どんな動きをするのかなどを考慮して設置しましょう。

転倒事故を防ぐため、手すり設置などのリフォームを

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