家の中に木材が使われているエリアがあると、何となくホッとしませんか?木造建築の戸建だけでなく、マンションなどにも木材を取り入れるメリットを紹介します。
ゆったりとリラックスできる
木材は視覚的に、ぬくもりやナチュラルなイメージを与えるもの。木の種類によってカラーや木目の形・光沢などもさまざまで、好みの木材をインテリアに選ぶことでリラックスした空間を演出できます。
触ったときの感触がいい
木材の内側には見えない穴が無数に空いていて空気を含み、表面には細かな溝があります。これが柔らかく温かみのある触り心地のよさになり、フローリングや手すりなど人が触れる部分に木材があると、ストレスの軽減に役立つといわれています。
香りで気分がスッキリ
日本の家に多く使われるスギやヒノキなどの針葉樹は、私たちになじみ深い香りがします。これにもリラックス効果があり、安眠などにもいい影響を及ぼします。消臭効果や、ダニやカビの繁殖を抑えてくれる成分を含んでいるものも。
心身の健康キープに役立つ
アルミニウムやアクリルなどの人工物と木材を比較した場合、木材は低温・高温にして触れても体へのストレスが少なく、血圧が安定するというデータも。木という素材は、住宅用の建材の中でも心身の健康へのメリットが期待できるものです。
リラックスやストレス解消の効果だけでなく、木材は建築用の部材としての機能も充実しています。エコの観点からも、優れたポイントがあるので注目してみて。
断熱性が高く、暖かく過ごせる
フライパンや鍋の取っ手には木材が使われていて、持っても熱さを感じません。それは断熱性が高いから。温熱性能にも優れ、部屋を暖かく保って足の冷えなどを防ぎます。
湿度を調整してくれる
木材には乾燥すると水分を放出し、湿気が多いとそれを吸収する作用があります。部屋の湿度をコントロールすることができ、爽やかで快適な空間をつくります。
衝撃を和らげる
コンクリートなどに比べて、衝撃の吸収力が非常に大きいのが木材の特徴。床や壁に配置すると安全性が高くなり、床の場合は疲れにくく、転倒などの心配も減らすことができます。
地球環境にやさしい
木材は加工するときのエネルギーが少なく、解体後も紙の原料などに再利用できます。また植林することで二酸化炭素を吸収する……といった地球環境にやさしいサイクルが生まれます。
マンションなどでは、床をフローリングに変えたり、壁に木材パネルを貼るなど、木の部材を取り入れる方法はさまざま。インテリアとしてもイメージがよく快適なので、リフォームなどで検討してみてはいかがでしょうか。